道具
道具とは「物を作ったり、何かをしたりするために用いる器具の総称」とあります。
家具、器具、用具など、多少曖昧で重なる場合が多いですが、総じて「道具」とします。
道具は様々な国が伝統的にかつ研鑽を重ね現在の形となっており、 優れた道具ほど使いやすく、壊れにくく、機能美にあふれています。
つまり、「機能性」、「耐久性」、「デザイン性」が揃って完成度の高い良い道具と言えます。
道具のあるべき姿
「機能性」は道具の命で、目的に対して最短で直結しておりストイックであるべきです。
問題は、あまりにも便利さを追求するあまり目的が曖昧になってはダメだと思います。
「耐久性」も非常に重要で、すぐ壊れるようでは道具としての使命を果たせません。
ただ酷使したが為のキズや表面上の変化はやむを得ず、むしろ味わい深くなるのが望ましいです。
なのでやはり、出来得ればプラスティックより金属または木材、張り物より無垢を使用したいところです。
さらに構造が単純であることも耐久性には重要なことと思います。
道具の場合の「デザイン性」とはあくまでも「機能美」でなければなりません。
たとえば見かけは美しく見えても使い勝手が悪い、または壊れやすい形では道具として失格です。
また最近の道具は無駄な装飾が多くなったような気がしますが、機能美とは違います。
しかし耐久性と機能性に影響がないならば美しい形を追求するべきと思います。
道具としての美しい形とは極限まで無駄を削ぎ落とした機能美のことです。
愛すべき道具
「機能性」「耐久性」「デザイン性」全てが完璧というものは存在しませんが、 この3つのバランスが、好みに個人差がでる所だと思います。
これが好みにはまった時、見て、触って、使う喜びがあり、大事に永く使いたいと感じると思います。